WHO「パンデミック条約」交渉 米国の離脱表明で不透明化
世界保健機関(WHO)が進める「パンデミック条約」の交渉において、アメリカが離脱を表明したことが明らかになった。この動きにより、WHOが主導する国際的な感染症対策の強化に向けた取り組みの行方が不透明になっている。
WHOのテドロス事務局長は2025年2月17日、スイス・ジュネーブで開かれた政府間会合の冒頭で、2月14日にアメリカから交渉枠組みからの離脱通告を受けたと発表した。テドロス氏は「決定を遺憾に思う」と述べ、加盟国に交渉の妥結を急ぐよう訴えた。
パンデミック条約は、新型コロナウイルスの感染拡大の教訓を踏まえ、感染症対策を強化するための新たな国際的な枠組みとして、約3年前からWHO加盟国間で協議が続けられてきた。
関連記事
イスラエル専門家が指摘:トランプ氏の軍事行動はイラン・ベネズエラを打撃し、中共の石油パイプラインを断つ「酸素戦争」。旧秩序を破壊し、権威主義体制の瓦解を促す新地政学
パナマ当局が香港CKハチソン傘下のパナマ港湾会社オフィスを捜索。最高裁が港湾契約を違憲判断し、政府がターミナル接収。中共が非難する中、パナマ大統領は法の支配を堅持と強調
米国際貿易委員会(USITC)が2月26日、中国の最恵国待遇(PNTR)撤回時の経済影響調査を開始。6年間の影響を検証し、8月報告予定。トランプ大統領の訪中を前に、米中貿易摩擦再燃の兆しかも
トランプ米大統領は2月19日の平和委員会で、国連への資金提供と機能強化を表明。「国連を再生させる」と強調し、米国が支援して持続運営を確立すると語った。過去の削減方針から転換か
ルビオ米国務長官のミュンヘンでの演説は多くの欧州指導者を不安にさせたが、それでもなお、万雷の拍手で迎えられた