中共は米国の関税に対抗  国内大循環を推進

2月5日、アメリカが仕掛けた関税戦争に対し、中国共産党(中共)は「国内大循環」を強化し、イノベーションを推進すると主張した。この時期にこのようなシグナルを発することは、中共が最悪の場合には西側との切り離しを覚悟していることを示している。

米中貿易戦争が始まったばかりで、中共の李強首相は5日に会議を開き、国内大循環を強化するための強力な措置を講じることを強調した。

4日、アメリカが全ての中国製品に10%の関税を課したばかりで、中共はすぐに制裁で報復し、その後、中共国務院は国内大循環強化のスローガンを打ち出し、経済問題の解決と外部からの挑戦への対応を主張した。同時に、中共とEUの間の貿易摩擦も激化している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の10月の大型連休で、各地で数時間の充電待ちが発生し、最長7時間待った例も。充電器の増設が進む一方、需要の集中や設備投資の偏り、業界の過当競争など構造的な問題が浮上
中国経済は「日本化」に向かうのか、それとも「ソ連化」に向かうのか。近年、両説にはそれぞれ支持者がいたが、今、新たに第3の可能性として「ソ連式日本化」が浮上している
中国の2026年第3四半期GDP成長率は4.4%と予測され、年間目標の下限を下回る見通しだ。半導体やAIが伸びる一方、内需や不動産は低迷。IMFは資本配分の偏りが生産性の伸びを抑えていると指摘
中国共産党の機関紙が10日連続で中国経済に関する署名記事を掲載した。内需や消費の弱さを認める一方、分析では「9・29」景気刺激策の効果は限定的で、短期的な大規模追加策の可能性も低いとの見方が出ている
中国で銀行再編が加速している。2025年には670を超える銀行が閉鎖され、銀行数は4年間で23%減少。不動産不況や低金利、デフレに加え、3兆ドル規模ともされる「隠れ不良債権」が地方銀行の経営を圧迫