中国人ビザ緩和に反発続く自民党 国民の対中危機感高まる
自民党の外交部会が政府の「中国人向け観光ビザ緩和方針」に強い批判を表明し、それに対する岩屋外相の「誤解」発言が党内の不満を増幅させる中、政府と与党の連携不足が浮き彫りになっている。背景には日本国民の中国共産党に対する根深い危機感があり、領土問題、人権侵害、日本の土地・不動産大量購入問題、経済的影響力拡大などへの懸念が高まっている。今後の対中政策において、国民感情を考慮した慎重かつ効果的な対応が求められている。
自民党の外交部会などが1月28日に党本部で開いた会合で、中国人向け観光ビザ(査証)の緩和方針をめぐり、政府への批判が再燃した。2024年12月に岩屋毅外相が中国訪問時に表明したこの方針に対し、党内から反発の声が上がっている。
岩屋外相は1月24日の記者会見で、党側の批判的な認識について「多分に誤解がある」と発言したが、これが党内の不満をさらに高める結果となった。星野剛士外交部会長は会合後、記者団に対し「誤解していると会見することは心外だ。政府と党が非常に良くない関係に陥る」と述べ、強い不快感を示した。
関連記事
日本政府は購入者の国籍に関する情報を加えた大規模な土地取引の統計を初めて公表した。2025年下半期の外国人・外国法人による届け出は68件で、中国が28件、全体の41.2%を占めて最多だった。
自民党は9月16日、臨時の総務会を開き、高市早苗総裁のもとで新たな党役員人事を決定し、新執行部を発足させた。麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長ら主要幹部を留任させ、政権運営の安定を重視した布陣となった。翌17日には高市首相が内閣改造を行い、木原稔官房長官が「第2次高閣」の閣僚名簿を発表した。
自民党は9月16日、臨時総務会を開き、高市早苗首相(党総裁)の下で新たな党役員人事を決定した。麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長らを留任させ、執行部の骨格を維持した。重要法案の審議を控え、政権運営の安定と党内融和を優先している。
政府は9月15日の閣議で、税制改正大綱を決定した。2027年4月1日から2年間、飲食料品の消費税率を1%に引き下げ、2029年度に本格導入する所得連動型の直接給付制度「就業者負担軽減支援金」への移行を見据えた臨時措置と位置付ける。
国土交通省は、外国人や外国法人による大規模な土地取得の状況について、国土利用計画法に基づく届出データの集計結果を初めて公表した。2025年7~12月の届出件数は68件で全体の0.7%、取得面積は124ヘクタールで全体の0.5%だった。