岩屋外相 トランプ政権と「強固な信頼構築」 一方で中国と「戦略的互恵関係」推進表明
岩屋毅外務大臣は24日の衆議院本会議で外交演説を行い、日米同盟強化と新トランプ政権との関係構築を最優先課題とする一方、中国との「戦略的互恵関係」推進も表明した。しかし、この対中姿勢は1989年の天安門事件後、日本が人権問題よりも経済関係を優先した失敗を想起させる。現在の国際情勢下で、日本は人権重視の姿勢を明確にしつつ、米中両国との関係バランスを慎重に維持する必要性に直面している。特に、中国共産党政権による法輪功への迫害問題や新疆ウイグル自治区や香港の人権問題に対する日本の立場が注目される中、過去の教訓を踏まえた外交戦略の再構築が求められている。
演説の中で岩屋外相は、トランプ新政権との間で強固な信頼関係を構築し、日米協力をさらに高いレベルに引き上げる意向を示した。日米同盟を日本の外交・安全保障の基軸と位置づけ、その充実・強化が石破政権の最優先事項であると強調した。具体的には、日米同盟の抑止力と対処力の一層の強化、拡大抑止の信頼性と強靱性の向上、そして在日米軍の態勢の最適化に向けた取り組みを進めていくと述べた。
また、日米間の経済面での協力についても言及し、投資や先端技術分野などでの協力拡大を目指すとした。さらに、日米豪印(クアッド)や日米韓といった多国間の枠組みでの連携強化も掲げた。
関連記事
高市早苗首相は3月30日、参院予算委員会でホワイトハウス訪問時にバイデン前米大統領の名前を記すオートペン(署名機)の写真を鑑賞したときの様子について、「嘲笑した」との指摘を否定した
高市早苗首相は3月30日、自身のXで、赤沢亮正経済産業相を「中東情勢に伴う重要物資安定確保担当大臣」に任命したことを明らかにした
出入国在留管理庁と農林水産省は3月27日、飲食業における外国人労働者の受け入れ枠が上限に近づいているとして、4月13日から新規受け入れを停止すると発表した
日本政府が3月27日に発表した最新データによると、日本に在留する外国人および帰化した外国人のいずれにおいても、中国籍が最多となった。
法務省は3月27日、外国人が日本国籍を取得する際の帰化審査の方針を見直し、4月1日から制度を厳格化すると発表した。これまで帰化申請の条件として求められていた「5年以上の居住」は、「原則として10年以上の居住」に引き上げられる