2021年12月10日、アリゾナ州ユマで、メキシコから米国に入国した不法移民に対し、国境警備隊員が国境フェンスに集まるよう指示している様子(Charlotte Cuthbertson/The Epoch Times)

出生地主義廃止など トランプ氏 国境問題で行政命令準備

ウォール・ストリート・ジャーナルは20日、次期政権関係者の話として、トランプ氏が、就任直後に移民関連の行政命令10件に署名する予定だと報じた。

これらの命令には、出生地主義に基づく国籍付与の廃止、米墨国境への軍隊派遣、国境における国家緊急事態の宣言、不法移民強制送還手続きの即時開始、そして国境での庇護申請の停止が含まれる。関係者は具体的な内容については明かしていないが、これらの措置が実施されれば、アメリカの国境政策が大幅に見直されることになる。庇護申請の停止や軍隊の活用がどのように実施されるのか、また法的な課題に直面するかについては現時点で不明だ。

トランプ氏は、「メキシコに留まる」政策の再開を計画している。この政策では、米墨国境で庇護を求める人々が、アメリカの裁判所で案件が処理されるまでメキシコ北部の国境都市に滞在することを義務付ける。また、国境の壁の建設再開、麻薬密売組織を外国のテロ組織に指定すること、そして難民受け入れプログラムの4か月間の停止も計画している。

▶ 続きを読む
関連記事
イランの報復攻撃が湾岸諸国へ拡大、トランプ氏が「前例のない武力行使」を警告。ハメネイ師死亡に伴いラリジャニ氏を中心とする移行評議会が発足。ホルムズ海峡の封鎖懸念も重なり緊張が極限に達している
メラニア・トランプ氏が国連安保理で史上初の配偶者議長を務める。トランプ政権が国連予算削減を打ち出す緊張感の中、教育と平和を掲げガベルを握る歴史的登壇。複雑な米・国連関係の新たな局面を象徴する
米軍がイランを攻撃する前、トランプ大統領が受けたリスク説明はいかなるものだったのか? 今回の「壮絶な怒り」作戦の目標は?
ベッセント米財務長官は、イランから流出したすべての違法資金を追跡するだけでなく、イラン高官が国外に移した資金を国民のために取り戻す方針を示した
トランプ政権の対イラン戦略を分析。元高官エイミー・ミッチェルとアレックス・グレイが、政権交代の是非や核拡散阻止、革命防衛隊の影響力、そしてイランの戦略的誤算について、対照的な専門的見解を戦わせる