(shutterstock)

「下請け」から「中小受託」へ 取引関係の公正化目指し法律用語変更へ

公正取引委員会と中小企業庁は、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正に向けて、「下請け」という用語の見直しを検討している。この法改正により、「下請事業者」を「中小受託事業者」に、「親事業者」を「委託事業者」に変更する方針だ。日本経済新聞などが報じた。

この動きは、「下請け」という言葉が発注企業と下請け企業の間に上下関係のイメージを与えるという指摘を受けてのものだ。政府は、より対等な取引関係を促進するため、この用語変更を含む法改正を進めている。

下請法は、大企業と中小企業の取引の公正化や中小企業の利益保護を目的としている。今回の改正では、用語の変更だけでなく、取引条件の改善も検討している。具体的には、親事業者による下請事業者との価格交渉の義務化や、約束手形の廃止などが含まれる。

▶ 続きを読む
関連記事
カナダ産原油を積んだENEOSのタンカーが2026年8月12日、鹿児島市の喜入基地に到着。高市首相はXに、「大変喜ばしく、日本のエネルギー安全保障の確保の観点からも、意義深いこと」と投稿した
7月の日米協調為替介入の効果が弱まりつつある。市場では円安圧力が続くとの見方がある一方、日本銀行が9月か10月にも追加利上げに踏み切るとの観測が強まっている
財務省は2026年4~6月期の為替介入実績を公表した。政府・日銀は4月30日に過去最大となる6兆2787億円の円買い・ドル売り介入を実施。3日間の総額は11兆7349億円に達した。7月には日米による協調介入も行われた
経産省が中小企業からの回答を基に「発注者リスト」を公表。支払条件は9割超が最高評価と大きく改善する一方、官公需では価格転嫁が進まない機関も残る。中小・下請け事業者は、自社の取引先の評価を客観データとして確認し、値上げ交渉の材料にできる
米・イラン緊張やホルムズ情勢が続く中でも、日本は多地域から原油を調達し備蓄を活用することで、仮に調達が前年比75%に落ち込んでも2027年度末まで国内の石油供給を安定維持できるとの見通しが示された。