企業倒産11年ぶり1万件超え 物価高や人手不足が重荷に
2024年の企業倒産件数が1万6件(前年比15.1%増)となり、11年ぶりに1万件を超えたことが15日、東京商工リサーチの調査で明らかになった。負債総額は2兆3435億3800万円(同2.4%減)だった。物価高や人手不足の影響が長引き、中小企業を中心に経営環境の厳しさが浮き彫りとなった。
倒産件数は3年連続で増加。2013年以来の高水準となった。負債総額は3年連続で2兆円台を記録したが、大型倒産が少なかったため前年を下回った。
産業別では、サービス業他が3329件(前年比13.2%増)で最多。「サービス業他」は、日本標準産業分類において他の具体的なサービス業に該当しない職種を指し、個人向け(美容、クリーニング、葬祭業)や事業向け(警備、ビル管理、コンサルティング)、文化関連(芸術、娯楽)など、多様な業種が含まれる。建設業も1924件(同13.6%増)と増加が目立った。建設業では2024年4月から適用された時間外労働の上限規制、いわゆる「2024年問題」の影響が大きいとみられる。
関連記事
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説
中東情勢の緊迫化でガソリンや電気代の値上げが懸念される中、原油高は私たちの生活にどんな影響を与えるのか? 日銀の最新レポートをもとに、物価を押し上げる2つの波や、原油高と円安との影響の違いを分かりやすく解説
連日のニュースで耳にする「中東情勢の悪化」と「原油高」。私たちの生活や今後の日本経済はどうなってしまうのか? 日銀の最新レポートをもとに、これからの行方と家計への影響を分かりやすく紐解く
5兆円という巨額の「実弾」が市場に放たれた。政府・日銀が下した円買い介入は、「1ドル160円の常態化」を拒絶する背水の陣か?
日銀内で意見対立!? 4月の金融政策決定会合では、3委員が利上げを求め反対票を投じる展開に。中東情勢による原油高は、私たちの生活をどう直撃するのか? 物価上振れリスクと迫る「追加利上げ」の行方を伝える