2025年の中国にとって最大の経済問題は、トランプ次期政権による新たな関税ではない。それは、人口問題、債務、そしてデフレ
トランプ関税より中国経済を揺るがすのは 人口問題 債務 デフレの連鎖
トランプ次期政権による中国製品への追加関税は、2025年の中国にとって最大の経済問題ではない可能性がある。なぜなら、中国企業はコストの安いアジア諸国に生産を移すことで、関税を回避できる可能性が高いからだ。むしろ、中国が抱える「3つのD」、人口問題(demographics)、債務(debt)、デフレ(deflation)といった構造的な課題の方が深刻だ。1990年代初頭以降、同様の課題に直面した日本が経験した失われた数十年のように、中国も長期的な停滞に陥る恐れがある。
ニューヨーク拠点のノッティンガム・アセット・マネジメント社の共同最高投資責任者であり、特許金融アナリストのティモシー・D・カルキンス氏は「中国企業がトランプ大統領が公約した関税を回避するため、非常に巧妙な手段を講じるのは間違いない」と述べている。
「これは予想されることであり、これらの試みと戦うために、国際的な協調(任意または規制によるもの)が必要だ」
関連記事
中国経済は消費の低迷や不動産危機、投資減少により厳しい現状に直面しています。唯一の支えである輸出も世界的な反発に晒されており、今後の成長持続には不透明感が漂う背景と現状を解説します
米国が7月13日にイランの港湾と海運に対する海上封鎖を再開して以来、イランの海上輸出は深刻な打撃を受け、中国の買い手がスポット市場で購入できる原油が急速に枯渇している。
中国共産党(中共)財政部のデータによると、2026年上半期の国有土地使用権譲渡収入は9778億元にとどまり、前年同期比31.5%減少した。2021年上半期に記録した最高水準と比べると、すでに7割以上縮小している
ティム・ホートンズ中国事業は、2019年の進出以降黒字化できず、累積損失は約33億元(約700億円)に達した。第2四半期の売上高は前年同期比21.7%減、既存店売上高も17.8%減となった
中国の若者の間で、カメラやドローン、ブランド品などを購入せずレンタルする消費が広がっている。利用が急増する一方、7月の小売総額の伸びは0.6%にとどまり、内需拡大への影響も注目される