国税庁(shutterstock)

昨年度法人税申告件数・所得額 ともに過去最高 

国税庁が発表した令和5年度の法人税申告状況および民間給与実態統計調査によると、日本の経済動向が鮮明に浮き彫りになった。

法人税に関する申告件数は318万件となり、申告所得金額の総額は98兆2781億円に達し、過去最高を記録した。申告税額の総額も17兆3924億円に達し、前年度比でそれぞれ15.6%(13兆2675億円)と16.7%(2兆4825億円)増加した。いずれも4年連続の増加を示しており、企業の業績向上が法人税収増加に寄与した形だ。

一方で、源泉所得税等の税額は21兆3351億円で、前年度から4807億円(2.2%)減少した。給与所得に関する源泉所得税は4738億円(3.8%)増加したものの、配当所得に関する税額は1兆5764億円(25.9%)減少しており、所得種別によって異なる動向が見られた。企業の配当水準がやや下がり、投資収益に対する課税収入が減少していることがうかがえる。

▶ 続きを読む
関連記事
中東情勢の緊迫化と日米金利差により、1ドル160円を巡る攻防が激化。原油高や「デジタル赤字」、新NISAによる資金流出など、表面的な要因から構造的な弱点まで、円安が止まらない「真実」を多角的に分析
14日、東京で開催された第10回日韓財務対話の要点を解説。急激な円安・ウォン安への強い懸念の共有や、経済安全保障における連携、先進的な投資環境の整備など、今後の協力方針をまとめた
国民生活や経済の基盤となるエネルギー問題。中東での原油生産減少に対し、日本や世界はどう動いているのか。最新の外務大臣談話をもとに、市場安定化に向けた取り組みと日本政府の対応方針を紹介する
高市首相とIMFのゲオルギエバ専務理事による会談が行われ、IMF側が日本の経済政策へ支持を表明した。専務理事は同日東京のシンポジウムで「想定外の事態への備え」の重要性について語った
10日の日経平均株価は、中東情勢の早期収束期待から一時1900円を超える大幅反発となった。トランプ米大統領の発言を受けた米株高や原油安を背景に、半導体関連などの主力株が相場を力強く牽引している