国税庁(shutterstock)

昨年度法人税申告件数・所得額 ともに過去最高 

国税庁が発表した令和5年度の法人税申告状況および民間給与実態統計調査によると、日本の経済動向が鮮明に浮き彫りになった。

法人税に関する申告件数は318万件となり、申告所得金額の総額は98兆2781億円に達し、過去最高を記録した。申告税額の総額も17兆3924億円に達し、前年度比でそれぞれ15.6%(13兆2675億円)と16.7%(2兆4825億円)増加した。いずれも4年連続の増加を示しており、企業の業績向上が法人税収増加に寄与した形だ。

一方で、源泉所得税等の税額は21兆3351億円で、前年度から4807億円(2.2%)減少した。給与所得に関する源泉所得税は4738億円(3.8%)増加したものの、配当所得に関する税額は1兆5764億円(25.9%)減少しており、所得種別によって異なる動向が見られた。企業の配当水準がやや下がり、投資収益に対する課税収入が減少していることがうかがえる。

▶ 続きを読む
関連記事
財務省が7月22日に発表した6月分の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は4069億円の赤字となり、2か月連続の赤字となった。輸入額は11兆3359億円で、比較可能な1979年1月以降の570か月で過去最高を更新した
米国のAI半導体大手エヌビディアは7月16日、日本政府や国内産業界の支援を受け、Noetra株式会社と連携し、世界初となる国家規模のAIインフラ「AIファクトリー」を立ち上げると発表した
金融庁と東京証券取引所は、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目的とするコーポレートガバナンス・コードの改訂を最終決定した。2015年の導入以来、日本の企業統治改革を支えてきた同コードを再編し、形式的な対応にとどまらない実質的なガバナンスの強化を企業に求める
米特許訴訟で約370億円の支払いを命じる陪審評決を受け、キオクシア株がストップ安に急落した。同社は評決を容認できないとして、控訴を含む法的措置を講じる方針である
クレジットカード決済代行の全東信が破産し、加盟店への未払いは約53億円に上る。制度上、決済代行業者への監督が不十分な点が浮き彫りとなり、政府は相談窓口や資金繰り支援を開始。規制強化の是非も議論されている