20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は24日、世界経済の「ソフトランディング(軟着陸)」に向け楽観的な見方を示すとともに、保護主義への抵抗を呼びかける共同声明を採択して閉幕した。同日撮影(2024年 ロイター/Kaylee Greenlee Beal)

G20財務相の共同声明、経済に楽観的な見方 戦争に言及なし

[ワシントン 24日 ロイター] – 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は24日、世界経済の「ソフトランディング(軟着陸)」に向け楽観的な見方を示すとともに、保護主義への抵抗を呼びかける共同声明を採択して閉幕した。

声明には、「多くの課題は残っているものの、世界経済のソフトランディングの見通しは良好だ」と記された。

G20内で意見が分かれているロシアのウクライナ侵攻や、パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルとイスラム組織ハマス、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラを巡る紛争についての言及はなかった。

今年のG20議長国であるブラジルが出した別の議長声明は、紛争をG20グループ内で議論すべきか否かについては加盟国間で意見が分かれていると述べた。「一部の加盟国および他の参加者は、これらの問題が世界経済に影響を及ぼしており、G20で扱われるべきだと考えている一方、他の加盟国はG20はこうした問題について議論すべき場ではないと考えている」とした。

関連記事
トランプ大統領はNATO首脳会議で、米国とイランの停戦は事実上終了したとの認識を示した。ホルムズ海峡周辺での商船攻撃を受け、米軍はイラン関連目標への連続攻撃を実施。対イラン姿勢の転換が鮮明
欧州委員会は中国産アヒル肉のダンピング疑惑について調査を開始した。北京ダックに使われるアヒル肉の安値輸入や補助金疑惑をめぐり、EUと中国の貿易摩擦が農業分野にも拡大している
韓国最高裁は、尹錫悦前大統領の逮捕状執行妨害や公文書偽造などをめぐる二審判決を支持し、懲役7年の実刑が確定した
ウクライナの長距離ドローンがロシア領内深くを攻撃。ルビオ米国務長官は、ロシアの領空防衛が困難になり、戦争終結交渉の流れが変わりつつあるとの見方を示した
香港発ロンドン行きのキャセイ便がルーマニア上空で一時、管制との通信を喪失。NATO戦闘機が対応後に通信は回復し、機体は安全に目的地へ到着した