画面には2024年ノーベル経済学賞受賞者が表示され、左から右に、トルコ系アメリカ人のダロン・アセモグル、イギリス系アメリカ人のサイモン・ジョンソン、そしてイギリス系アメリカ人のジェームズ・ロビンソンがいる。(Christine Olsson/TT/ TT NEWS AGENCY/AFP)

ノーベル経済学賞受賞者 12年前に現在中国の経済困難を予言 衰退の原因は?

2024年のノーベル経済学賞を受賞したアメリカの学者たちは、法の支配が貧弱な社会では経済成長は促進できないと述べた。特に、彼らの研究は、中国共産党のような専制政権の持続可能性に疑問を投げかけ、中国が直面している経済的困難についての12年前の予言が注目されている。

10月14日、スウェーデン王立科学アカデミーは、マサチューセッツ工科大学のダロン・アセモグル氏、サイモン・ジョンソン氏、シカゴ大学のジェームズ・ロビンソン氏の3人のアメリカの学者に2024年ノーベル経済学賞を授与した。ノーベル委員会は、3人が法の支配が貧弱な社会や国民を搾取する制度が経済成長や改善をもたらさない理由を説明したことを称賛した。

経済科学賞委員会の議長ヤコブ・スヴェンソン氏は、「国間の収入の大きな差を縮小することは、私たちの時代が直面している最大の課題の一つである」と述べた。記者会見では、「彼らは今日の多くの低所得国の脆弱な制度環境の歴史的な根源を見つけ出した」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
米議会で提出された、チベットでのジェノサイド認定を求める超党派法案と、トランプ氏によるジミー・ライ救出への意欲を報じる。中国の弾圧に対し、米国が人権と経済の両面からどう対峙すべきかを問う解説記事
解説 定期的に、大衆は新たな微生物の脅威に直面する。そのパターンは常に一定だ。悲劇的な死や集団感染が発生すると […]
ヴィクター・デイヴィス・ハンソン氏がイラン情勢の終焉を鋭く分析。米国の軍事的優位と経済封鎖に対し、窮地のイランが取る生存戦略とは。中間選挙を控えたトランプ政権の思惑と、激化する膠着状態の結末を予測する
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説