米国ペンシルバニア州ブラドック - 2023 年 12 月 5 日: United States Steel (US Steel) モンバレー工場 - ペンシルベニア州ピッツバーグのエドガー・トンプソン製鉄所工場(shutterstock)

USスチール売却は米国にとって安全保障の危機 中共を利する可能性も

超大国が超大国であり続けるためには、強力な防衛産業基盤が必要である。そして、強力な防衛産業基盤を持つためには、強力な鉄鋼産業が必要である。したがって、超大国であり続けたいのであれば、強力な鉄鋼産業を持つことは必須である。

しかも、強力な鉄鋼産業は、国家の緊急事態に100%利用できるよう、アメリカ市民の管理下におかなければならない。このことは、国防総省の2022年国家防衛戦略とも合致している。同戦略は、アメリカが現在、そして将来必要とされる製品、サービス、技術を、スピード、規模、コストにおいて確実に生産できるようにすることを優先課題としている。

さらに、強力な防衛産業基盤を確保することは、世界中の鉄鋼生産の最適効率を達成するというフリードマンの目標より優先である。

▶ 続きを読む
関連記事
中国による海外オンライン証券への規制強化は、香港市場の流動性を奪い、投資家の資本逃避をさらに加速させる恐れがある。インサイダーリスクや、暗号資産・大手銀行への資産避難など、広がるチャイナリスクを解説
経済・軍事・資源・技術の各分野で米国が優位に立ち、中国共産党は依然として対抗困難とする論考。人口規模や成長神話の裏にある構造的弱点を指摘する
米中会談での合意の欠如は、今後の米中間の地政学的不安定性を示している。ホワイトハウスは中国側によるボーイング機200機および農産物の購入を含む合意事項を発表したが、中共政府側は公に同意していない
イラン政府がジハード組織の常套手段「停戦提案と和平協議妨害」のゲームを弄んでいることを、そろそろ認識すべき時だ。イラン政権はすでに米国の提案を拒否しており、その一方で傘下の部隊は停戦を破り続けている
米下院で可決された「強制臓器摘出阻止法案」を巡る、中国共産党の生体臓器収奪に関する公聴会の解説記事。法輪功やウイグル人等から臓器を強奪する非人道的な国家犯罪の実態と、米国の超党派による対抗措置を報じる