金のイメージ画像、英国バーミンガムで撮影されたインゴット。2023年12月13日撮影。 (Photo by Christopher Furlong/Getty Images)

金の地金の密輸件数が昨年比1.8倍 その背景

金の地金の密輸が拡大している。財務省の発表によれば2024年上半期に摘発された密輸件数は前年同期の1.8倍、押収量は8倍以上に急増し、今年1月から6月に全国の税関で摘発された金の地金密輸は228件、押収量は937キロに達した。

税関によると、日本での金の密輸は、消費税の差額利益が主な動機であり、消費税がかからない国で購入した金を密輸し、日本で売却することで利益を得るケースが増加しているという。

例えば、仮に金の相場が1キログラムあたり1千万円だった場合、消費税がかからない国で金を1千万円で購入し、それを密輸して日本国内で売却すると、10%の消費税が加算されて1100万円で売却される。この場合、消費税分の100万円が利益となる。通常は輸入時に消費税を支払う必要があるが、密輸によってそれを回避することで差額利益を得られる。

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