2024年8月27日、アメリカインド太平洋軍のサミュエル・パパロ司令官は、米国とフィリピンの防衛条約に基づき、アメリカ軍がフィリピンの船舶に護衛を提供することは十分に理にかなった選択であると明言した。写真は、マニラの大統領官邸にてフィリピンのマルコス大統領とパパロ司令官が会談している様子を捉えている。(Francis R. Malasig/POOL/AFP)

中比衝突のエスカレーション、米軍司令官 フィリピン船の護衛は合理的な選択

南シナ海での緊張が高まる中、フィリピンは補給活動中、中国と衝突が増加している事実がある。この地域の不安定さに対処するため、アメリカのインド太平洋軍司令官サミュエル・パパロ(Samuel Paparo)海軍大将は、フィリピンの船舶を護衛することが合理的な選択肢であると述べた。この動きは、既に緊張が高まっている米中関係にどのような影響を及ぼすのであろうか。

もし米比が護衛に関して合意に至れば、すでに緊張が高まっている米中関係に更なる緊張を引き起こす可能性があると考えられる。

軍事フォーラムでのスピーチ中、パパロ司令官はアメリカがフィリピンの船舶を護衛することを検討しているかどうかの質問に対して、「確かに、話し合いを通じて、相互防衛の一環として船舶護衛は、米比共同防衛条約においても全く妥当な選択である」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
インド南部のシヴァリンガ地区で11月30日、2台のバスが衝突する事故が発生し、少なくとも11人が死亡、60人が負傷した
東南アジア各国が豪雨による深刻な洪水と土砂崩れに見舞われ、死者は600人を超えた。インドネシアやタイなどで被害が拡大しており、各国が救助と復旧に追われている
マレーシア政府は、2026年から16歳未満の未成年によるソーシャルメディアのアカウント登録と使用を禁止する方針を発表した
20日、「中国共産党のスパイ」疑惑が持たれているフィリピン北部バンバン市のアリス・グオ前市長は、人身売買に関与した罪で終身刑を言い渡された
ミャンマー軍は最近、悪名高いKK詐欺園区を「掃討した」と発表し、爆薬を使って園区の建物を爆破したと主張。しかし「大紀元時報」の取材によると、複数の生存者や救助関係者は「それは外部向けの見せかけにすぎない」と証言している。