中国の若者の失業率が急激に上昇し、「爛尾娃」という新たな現象が現れています。写真資料:2009年2月7日、北京で開催された求人フェアで、求職者が他の応募者を観察している様子。(Feng Li/Getty Images)

中国、若者の失業率急上昇、新現象「爛尾娃」が社会問題化

中国の経済不安と厳しい就職市場の中で、数百万の大学新卒者が「(爛尾娃(ランウェイワー)、後述)」と称される状況に直面している。彼らは適切な職を見つけることができず、未確定な将来に不安を抱いている。

中国において新卒者の数が増え続ける一方、失業率も同時に上昇しており、特に若者層においてその影響が顕著である。2023年のデータによれば、若者の失業率は過去最高の21.3%に達し、その後も公表が停止される中、社会的な不安が高まっている。政府は貿易戦争やCOVID-19の影響、不動産市場の不安定さや消費の低迷など、国内外の厳しい状況に直面しており、これにより多くの企業が採用を控え、新卒者の就職口が限られているのだ

「爛尾娃」という用語は、未完成の建物「爛尾楼(ランウェイロウ)」になぞらえて用いられており、学業を終えたものの就職できず、未来将来が描けない若者たちを指している。この用語はソーシャルメディアを通じて広がり、社会問題としての認識が高まっているという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の著名大学に所属する生命科学分野の学者らに、論文不正疑惑が浮上している。中国科学院の元博士課程学生は、研究成果の収奪や論文署名をめぐる学術界の実態を証言した
最初は「8人死亡」その後「90人死亡」そして最終発表は「82人死亡」。中国・山西省の炭鉱爆発事故をめぐり、変化する中共当局発表の死者数に疑念の声が広がっている。
スターバックス中国は400店舗超でアパレル販売を開始。Tシャツやジャケットを展開し、ミニプログラム注文(アプリを別途インストールせず、WeChat 内で完結する公式オンラインストア)・店頭受取方式を採用。本業逸脱との声も上がっている
中国河南省で、水道水との関連が疑われる体調不良が相次いでいる。現地住民が投稿した動画では、濁った水道水や、病院に押し寄せる患者の様子が映されている。原因は21日時点で公表されていない
福建省のヤマモモ薬液漬け問題。警察は5人を刑事拘留したが、現地では毎日500キロ以上を全国へ出荷していた。長年放置された実態に、当局対応は「形だけ」との批判が広がっている