中国の若者の失業率が急激に上昇し、「爛尾娃」という新たな現象が現れています。写真資料:2009年2月7日、北京で開催された求人フェアで、求職者が他の応募者を観察している様子。(Feng Li/Getty Images)

中国、若者の失業率急上昇、新現象「爛尾娃」が社会問題化

中国の経済不安と厳しい就職市場の中で、数百万の大学新卒者が「(爛尾娃(ランウェイワー)、後述)」と称される状況に直面している。彼らは適切な職を見つけることができず、未確定な将来に不安を抱いている。

中国において新卒者の数が増え続ける一方、失業率も同時に上昇しており、特に若者層においてその影響が顕著である。2023年のデータによれば、若者の失業率は過去最高の21.3%に達し、その後も公表が停止される中、社会的な不安が高まっている。政府は貿易戦争やCOVID-19の影響、不動産市場の不安定さや消費の低迷など、国内外の厳しい状況に直面しており、これにより多くの企業が採用を控え、新卒者の就職口が限られているのだ

「爛尾娃」という用語は、未完成の建物「爛尾楼(ランウェイロウ)」になぞらえて用いられており、学業を終えたものの就職できず、未来将来が描けない若者たちを指している。この用語はソーシャルメディアを通じて広がり、社会問題としての認識が高まっているという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の小学校在籍者数が2025年、前年から406万人減少した。小学校も8千校減り、空き校舎を高齢者施設などに転用する動きが進む。一方、60歳以上の人口は3億2338万人に増え、高齢化が加速している
米アップルは10日、2026年秋の新製品発表会を開き、iPhone 18 Proシリーズなどの新製品を正式に発表した。発売前にもかかわらず、中国本土ではすでに多くの業者が折り畳みiPhoneの予約代行サービスを出品しており、転売業者による購入代行料は最高で約11万円に達している
中国とネパール国境の土石流災害で、11日間トンネルに閉じ込められていた中国人男性をネパール側で救出した。一方、中国側では生存者は確認されず、救援対応や情報公開をめぐり疑問の声が上がっている
中国ではEVの使用済み電池の発生量が、2030年に年間100万トンを超えると予測されている。しかし、こうした電池の処理について、中国では現在も健全かつ安全な回収・処理ルートが整備されていない
すでに熱帯低気圧にまで勢力を弱めていた台風18号ソウデルが再び台風の勢力に戻り、中国に3度目の上陸を果たした