脳死と決めつける臓器提供 中国共産党が推奨する事例
6月13日、中国の武漢市にある同済医院の外傷外科主任である李占飛医師が、脳死と診断した患者から鼻カニューレ装置(酸素投与装置)を外し、臓器提供を勧めたことについて、患者の母親が公に抗議した動画がネット上で拡散し、国内外で大きな議論を巻き起こしている。
子を失った母親は李占飛医師に対して、「なぜ鼻カニューレを取り外したのか、脳死の判断はどのように下されたのか、脳死であれば臓器提供が可能だと言うのか」と何度も問い詰めた。問い詰められた李占飛医師は、病院のフロアで怒りをあらわにし、言葉を失い、最終的には感情的になって「出て行け!」と叫んだ。
これは、ただの医療上のトラブルを超えた、より深刻な問題であることがはっきりしている。
関連記事
中国各地で、80代の高齢法輪功学習者が相次いで拘束・収監されている。脳血栓や重度の高血圧を抱える人も例外ではない。
高齢者にまで及ぶ弾圧の実態を追う
中国では公務員や体制内関係者への私生活の統制が強まっている。恋愛や結婚、離婚、海外渡航、同僚との交友関係まで管理の対象が広がっている
中国の遺伝子編集治療で、2週間に2件の小児死亡事例が発覚。最先端技術の裏で浮かび上がる、規制の甘さと医療透明性への深刻な疑問
米国土安全保障省は、中国企業43社をウイグル強制労働防止法のエンティティーリストに追加した。対象はアルミニウム、衣料品、綿花、トマト加工品などの関連企業で、掲載対象は187社・団体に拡大した
6歳の女児が、実験的な遺伝子編集治療を受けた後に死亡した。中国ではこうした試験を実施するための基準が異常なほど低く、研究型病院の承認さえ得れば、研究者はこのような議論を呼ぶ臨床試験を進めることができる。