一流誌が否定した抗寄生虫薬の新型コロナ治療効果 私たちは何を信じるべき?
イベルメクチン試験はいかにして失敗するようにデザインされたか(上)
新型コロナの治療にイベルメクチンを使用すべきか否かをめぐる議論は今でも続いています。イベルメクチンで治療がうまくいったことを報告する医師が多い一方で、効果がないとする研究も一流の科学雑誌に掲載されています。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は3月、イベルメクチンに関する誤った情報を削除しましたが、その有効性に関しては、エビデンスがないという当初の姿勢を崩していません。
したがって、イベルメクチン擁護派は新型コロナの治療効果を否定する研究を詐欺呼ばわりし、懐疑派はそれを反科学の陰謀論とみなしています。
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