2024年1月10日、エジプトのイスマイリアで、スエズ運河を通って紅海に向かう船。(Sayed Hassan/Getty Images)
コストが増加し、輸送時間が延び、世界貿易の危機だ

紅海の危機が世界貿易に影響、中国商人は生き残りを求める

イエメンの反政府武装組織フーシ派による紅海航運の襲撃が原因で運賃が上昇し、世界の輸出入貿易に影響を与えている。特にアメリカを含む世界の輸入業者は貨物輸送に不安を抱き、中国の製造業者は、今年がこれまでで最悪の年になると語っている。

中国南方にあるクリスマスツリー製造業者Golden Arts Gifts & Decorの経理Richard Chan氏は、「今年は利益を考える年ではない。ただ生き残るだけが目標だ」と述べ、「紅海の危機は本当に頭痛の種だ」と語っている。彼は、今年が20年以上のキャリアの中で最悪の年になると予想しているという。

同社の顧客にはウォルマートが含まれ、約80%の製品がアメリカとヨーロッパに輸出されている。紅海での襲撃により出荷が遅延し、顧客は通常よりも1か月早く注文を出すよう求められている。

▶ 続きを読む
関連記事
英国議会で、中共指導部の思考様式をテーマにした座談会が開かれた。専門家らは、中共の行動原理や臓器収奪など人権侵害の実態を分析し、西側民主国家が加担を避けるための対応を議論した
EUは中国製タイヤに最大45.3%の反ダンピング関税を発動。ダンピング輸入が域内産業に損害を与えたと認定し、約8万人の雇用への影響も指摘。企業別に異なる税率を適用する
中国資本企業による越境環境汚染にタイで怒りが噴出。最近、市民らは首都バンコクにある中国大使館前で習近平のマスクを着け、「ここはタイであり、北京ではない」と抗議活動を行った
ニュージーランドのラクソン首相は、豪州とフィジーが締結した防衛同盟への参加を検討していると明らかにした。南太平洋で影響力を強める中国共産党政権を念頭に、多国間の安全保障網づくりが進んでいる
WHOは7月9日、コンゴ民主共和国で続くエボラ出血熱の流行について、死者が600人に達したと発表した。アフリカ疾病予防管理センターは、今回の流行を「過去に例を見ない速さで拡大している」と警告