漢方医は、夕方に睡眠を助ける食材を多く摂ること、そして就寝の一、二時間前にツボを押すことが睡眠に役立つとアドバイスしている(Shutterstock)

不眠症に効く! 薬膳のお粥や飲み物で睡眠改善

 人生の三分の一は睡眠に費やされています。しかし、不眠や眠りが浅いことに、多くの人が悩まされています。伝統的な漢方医にはそれに対処できる秘策があるでしょうか? この記事では、睡眠を改善する食材6種類、お茶やツボ押しマッサージの方法をご紹介します。

アメリカ在住の漢方医師であり、宮廷医師(侍医)の三代目であるJessie Huangさんは本紙「エポックタイムズ」の「健康1+1」コラムで、不眠には「原発性」と「続発性」があると紹介しました。

「原発性不眠」は独立した睡眠障害のことで、通常の治療は睡眠習慣(癖)を調整する認知行動療法という心理療法が主な方法で、必要に応じて薬を投入します。「続発性不眠」は何らかの病気が原因(不安、焦り、うつ、慢性の痛みなど)で、生じた不眠で、治療はまず原因となる病気を治します。そうすると二次障害となる不眠も自然に解決できます。

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