中共秘密警察工作員が豪州に亡命、公安の秘密暴露

中共(中国共産党)の公安局に所属していた秘密警察工作員が、オーストラリアに亡命した。初めて公の場に姿を現わし、中共の悪評高い安全部門の内部運営や、海外の反体制の人を追跡する手法について、暴露した。彼の名前はエリックという。エリックはメディアやオーストラリアの情報機関に、多数の文書を提供し、自らの暴露が事実であることを証明した。この事件は、世界中で注目されている。

オーストラリア放送協会が最近放映したドキュメンタリー番組「フォーコーナーズ」では、中国からオーストラリアに逃れた中共秘密警察工作員が、エリックという仮名を使い、2008~23年にかけての約16年間に中共の公安部政治安全保衛局(第一局)で経験したことについて語った。

その部署は、世界規模で活動しており、特に中共や首魁習近平を批判する者への弾圧に関与している。エリックは、この部署を中共政権の「最も闇が深い部分」と評し、部署の職員は反中共主義者に対して、手段を選ばないと述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
カナダ初の「外国影響力登録制度」が施行された。外国政府などを代表して政策決定や政治活動に影響を及ぼす個人・組織に登録を義務付け、違反には最高100万カナダドルの罰金が科される
カナダ国籍の中国系女性を、NATO欧州連合軍最高司令部は第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した。過去の就職申請で確認していた不正行為と、カナダの安全審査制度の問題点を探る
中国共産党(中共)が人工知能(AI)を通じて自国の技術基盤や規格を海外に広げる動きについて、米シンクタンクのハドソン研究所は、各国を中国の技術体系に依存させる「技術のわな」を生む可能性があると警告した。一帯一路がもたらしたとされる「債務のわな」よりも深刻な結果につながりかねないとの見方である
カナダ安全情報局は、10月17日の地方選挙を前に、リッチモンド市長と市議会議員全員へ非公開の説明会を開き、中共による候補者への接触や中国系有権者を狙った影響力工作の恐れを警告した
南シナ海をめぐる中国とフィリピンの対立が、学術や教育分野にも波及している。フィリピン国防省は、外国政府が支援する学術・文化事業への審査を強化し、中国共産党による認知戦や影響工作への警戒を示した