オールドメディアは世論形成に未だ大きな役割を果たしているが、SNSの影響力も拡大しつつある。イメージ画像(shimi/PIXTA)

SNSだけでは世論や「空気」を作れない? 現場で見たオールドメディアの功罪

不思議な現象がある。メディアが作り出す世論、すなわち「空気」は、SNSでは作ることができない。例えば、パンデミック条約に反対する人々が1万人とも2万人とも都内に集まり、大きなデモ集会を行った。本当だったら一大ムーブメントになってもいい社会現象だが、国民みんながパンデミック条約に反対だという「空気」はできていない。オールドマスコミが封じていることが原因だろう。

SNSと新聞・テレビには決定的な違いがある。例えば、子供はなにか面白いテレビ番組を見たら、翌日学校に行き、友達と情報交換することができる。「昨日何々を見たよ」と言えば、「あ、見た見た」と返ってくる。みんなが同じものを見ていると、共通の話題に上がってくる。

ところが、自分が好きなネット配信を見て学校に行っても、必ずしも共感を得られるわけではない。チャンネルが固定されているテレビと違い、インターネットは千変万化だ。「パンデミック条約の反対デモ大きかったね」と自分で思っていたとしても、職場で同僚に伝えるとは限らない。つまり、共通認識にならないのだ。

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