米・フィリピン「3プラス3」開催、南シナ海での連携確認
David Brunnstrom Simon Lewis
[ワシントン 12日 ロイター] – 米国とフィリピンは12日、ワシントンで外務・防衛閣僚に国家安全保障担当補佐官を加えた初の「3プラス3」協議を実施した。
フィリピンのマナロ外相は、中国はフィリピンに対する「妨害をエスカレートさせている」とし、フィリピンは南シナ海での主権を主張する決意を固めていると表明。「特に排他的経済水域内で主権的権利を主張する」と述べた。
その上で、今回の協議を通してより円滑な外交、防衛、安全保障の面での対応が調整できるようになることを望んでいると語った。
米国のオースティン国防長官は、フィリピンとの相互防衛条約に対する米国のコミットメントは「揺るぎない」とし、「両国の軍隊の相互運用性を強化し、作戦上の連携を拡大し、南シナ海での威圧に対抗するために足並みを揃えて取り組んでいる」と述べた。
バイデン米大統領と岸田文雄首相、フィリピンのマルコス大統領は11日、ホワイトハウスで初の3カ国首脳会談を実施。3カ国首脳は声明で「南シナ海における中国の危険で攻撃的な行動に対する深刻な懸念を表明する。また南シナ海における埋め立て地の軍事化と不法な海洋権益の主張に懸念を抱いている」と表明した。
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