中国がロシアの軍事装備強化を後押し=米政府高官
Steve Holland Susan Heavey
[ワシントン 12日 ロイター] – 複数の米政府高官は12日、中国が工作機械や超小型電子機器、ドローン、巡航ミサイルなどの軍事兵器を大量供給することで、ロシアの対ウクライナ軍事行動を支援していると語った。
ある政府関係者によると、中国はロシアの防衛産業基盤で不足している技術を補完しようとしており、ロシアが「旧ソ連時代以来最も野心的な軍事力拡大をわれわれの予想よりも早い段階で」行うことを支援していると語った。
また「ウクライナへの支援に向け、最も有効な現状打開策のひとつは、ロシアが軍事産業基盤を再構築するための支援を中止するよう中国を説得することだ」と述べた。
関連記事
これはウクライナ戦争終結を目的とする28項目の草案に対する、ロシア指導者として初めての公式な反応である。
トランプ政権はウクライナ情勢の悪化を踏まえ早期和平を重視し、情報支援停止を交渉圧力とする現実路線へ傾いている。
ウクライナは23日、ロシア・モスクワ州にある発電所をドローンで攻撃して大規模な火災を引き起こした。また、火災のため、数千人が暖房を利用できない状態となった。これは、ウクライナがこれまでにロシア本土の奥深くに位置する発電施設に対して行った最大規模の攻撃の一つである
ウクライナは今後10年で仏ダッソー製「ラファール」戦闘機最大100機の導入方針を発表。防空システムなども含め歴史的協定に署名
G7財務相はロシア産原油の購入を拡大する国々も制裁対象とする方針で一致し、凍結資産全額の活用も検討している。