住宅ローンによる差し押さえ 家を失う世帯増加=中国
中国の経済が低迷し、不動産市場が弱まり、住宅ローンの滞納が増加している。返済できない世帯が増え、家を強制的に差し押さえられ競売にかけられるケースも増えている。そのため、多くの人が家を失う苦境に立たされている。
広東省東莞市の住民、周佳琪さんは2019年に東莞市で家を購入した。その価格は200万元(約4200万円)以上で、60万元(約1200万円)を頭金として支払った。140万元(約3千万円)以上の金額をローンで借り、毎月の返済額は8000元(約17万円)以上だった。しかし昨年4月、周さんは職を失い、ローンの支払いができなくなった。
周さんによると、数日前、裁判所から、家はすぐに競売にかけられるとの通知があった。売却基準額は、市価の7割程度の140万元(約3千万円)。
関連記事
母親はどれほど絶望すれば、自らの手で我が子を落とし、自らも続くのだろうか。中国・杭州の陸橋から。
AIを悪用した「返金詐欺」が中国で爆発中。活きた蟹がAIで「死亡加工」され、買い手が拘留。業者が次々つぶれる勢いだという。
内モンゴル自治区フフホト市の商業ビルで発生した大規模火災をめぐり、インターネット上に拡散した映像と当局の発表内容が大きく食い違い、情報隠蔽ではないかとの疑念が広がっている。住民の被害状況は依然明らかになっていない
中国でまた高校生のいじめ死が発生。「孤児だ」と半年以上侮辱され続けた17歳の少年。遺族は棺を校門に運び「真相を明らかにしてほしい」と訴えている。
いま中国で何が起きているのか。なぜ子どもを守れない社会になってしまったのか。
灰皿をタグにする国、中国。理由は「着て返す客」が多すぎたから。通販の闇がここまで深いとは。