ベトナム、スアン国家副主席を主席代行に指名 現行政策継続か
Khanh Vu
[ハノイ 21日 ロイター] – ベトナム国会は21日、ボー・ティ・アイン・スアン国家副主席を国家主席代行に指名した。
ベトナム政府は20日、共産党の中央委員会総会がボー・バン・トゥオン国家主席の辞任を承認したと発表。トゥオン氏が党規約に違反し、「世論に悪影響を及ぼし、党と国家、彼自身の評判を傷付けた」と声明で説明した。
トゥオン氏は約1年前に就任したばかり。前任のグエン・スアン・フック氏も部下の汚職の責任を問われて辞任している。
スアン氏は同国では数少ない有力女性政治家。国家主席代行に就くのは過去1年強で2度目となる。
国家主席は儀礼的な意味合いの濃い役職ながら、ベトナム政治指導者の序列トップ4に入る。
アナリストは、新たな国家主席が速やかに選出されれば、政治的な停滞が解消される可能性があるが、ベトナムは外国投資に大きく依存しており、頻繁な指導部交替は企業心理に悪影響を及ぼしかねないと指摘している。
新たな国家主席は5月の通常国会で発表される可能性がある。それ以前に臨時国会が開催され、新たな国家主席が決まる可能性もある。
ボストン大学の東アジア安全保障専門家、カン・ブ氏は「(国家主席の辞任で)ベトナムの外交政策が大きく変わることはないだろう。特に米中の間では今後も中立的なスタンスを取る」と指摘。
フィッチ・ソリューションズ傘下のBMIのエコノミスト、ダレン・タイ氏は「ベトナムのイメージ向上につながるものではないが、ビジネス環境の改善に向けた改革にはまだ直接的な影響はなく、外国人投資家は当面、相対的に守られるだろう」と述べた。
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