2013年3月27日、カリフォルニア州パームスプリングスの太陽光パネルと風力タービン (Kevork Djansezian/Getty Images)

太陽光パネル生産:中国共産党との世界貿易戦争における新たな戦線

ここ数か月、中国を拠点とするシリコンに代わる物質を探そうとする動きが、米国と欧州連合(EU)で勢いを増している。中国の国営輸出業者と取引すれば、人道的・地政学的な影響を受けるという懸念が広がり反発を招いており、欧米諸国では太陽光パネル生産の国内移転を求める動きが活発化している。

欧米諸国は、中国共産党政権が新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル人に対してジェノサイドを行っていると認定した。また、法輪功学習者からの臓器収奪が明るみに出たり、言論の自由の抑圧、経済的強制、経済の失政、南シナ海での侵略、そして台湾侵攻の可能性の懸念もあって、西側諸国のエネルギー輸入業者は、中国から独立したサプライチェーンに依存することを望んでいる。

EUは、グリーンエネルギーという未来ビジョンの中で、重要な役割を果たす太陽光パネルの建設において、中国産シリコンの過度な輸入依存を抑制しようとしている。しかし、西側諸国は中国との競争において、エネルギーコストという点での大きな不利に直面している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の10月の大型連休で、各地で数時間の充電待ちが発生し、最長7時間待った例も。充電器の増設が進む一方、需要の集中や設備投資の偏り、業界の過当競争など構造的な問題が浮上
財務省が10月8日に発表した2026年8月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資などの取引状況を示す経常収支は4兆620億円の黒字となり、前年同月から4339億円増加した。
インド北部バラナシで、日本の支援で整備された国際会議場に「安倍記念回廊」が開設された。落成式には安倍元首相の妻、昭恵さんが出席。安倍氏とモディ首相の交流や、日印関係の歩みを示す写真が披露された
ブランチ米司法長官は、中国共産党による越境弾圧への対応を司法省の「最優先事項」と表明した。FBIや財務省など政府機関のあらゆる手段を活用し、関係者への捜査・訴追を続ける方針を示した
中国経済は「日本化」に向かうのか、それとも「ソ連化」に向かうのか。近年、両説にはそれぞれ支持者がいたが、今、新たに第3の可能性として「ソ連式日本化」が浮上している。