3月1日、欧州連合(EU)の欧州委員会は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対し、予定していた8200万ユーロの支援枠から5000万ユーロ(5400万ドル)を支給すると発表した。ガザで撮影(2024年 ロイター/Hossam Azam)

EU、UNRWAに5000万ユーロ支援 一部は保留

Gabriela Baczynska Andrew Gray

[ブリュッセル 1日 ロイター] – 欧州連合(EU)の欧州委員会は1日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対し、予定していた8200万ユーロの支援枠から5000万ユーロ(5400万ドル)を支給すると発表した。だがUNRWAのスタッフ12人が昨年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲に関与した疑惑が浮上したことを受け、残る3200万ユーロの支給は保留した。

一方で欧州委は、イスラエルとハマスの戦闘で「悲惨な状況」に直面している民間人を支援するため、今年のパレスチナに対する全体の支援枠を6800万ユーロ増額する方針を示した。

欧州委は保留した3200万ユーロの支援枠について、疑惑によって判明した問題へのUNRWAの対応を踏まえた上で、2回に分けて1600万ユーロずつ支給するとしている。

関連記事
トランプ米大統領は8月27日、大統領執務室での記者会見で、ロシアのプーチン大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国を攻撃し、ウクライナとの戦争を拡大することはないと述べた。
ハンガリー外務省は、前政権が新型コロナ流行初期に行った約10億ドル規模の人工呼吸器調達をめぐり、詐欺や背任などの疑いで検察当局に告発した。約1万7千台の多くが使われず、調達価格や仲介業者をめぐる疑惑も浮上
中国が北極圏での存在感を拡大している。北方海航路の利用や軍民両用の研究施設を通じて地政学的影響力を高める北京に対し、民主主義諸国が「第二の南シナ海」化を防ぐため警戒と規制を強める動きを論評する
EUが150ユーロ以下の輸入品への免税措置を撤廃し、商品分類ごとに3ユーロの関税を導入。リトアニアでは中国からの小口貨物が98%減少し、TemuやSHEINなど越境ECの物流や消費行動にも変化
EUの対中貿易赤字が拡大する中、ドイツのクリングバイル財務相が中共の過剰生産や補助金を批判。ドイツとEUで対中貿易政策を見直す動きが強まっている