2月23日、河南省鄭州市で、目隠しをして「言いたいことは何もない(我没什么想说的)」と書かれたパネルを掲げてライブ配信を行う女性。(SNSより)

手には「言いたいことは無し」のパネル しかし無言で訴える、勇気ある女性が出現=中国 河南

2月23日、河南省鄭州市の街頭に、1人の女性が立った。彼女は自ら、黒い布で目隠しをしている。

「言いたいことは何もない(我没什么想说的)」

ライブ配信を行っている彼女は、そう書かれた大きなパネルを手にして、街角やショッピングモール内を歩いた。最後まで、一言も発していない。それは無言の、しかし「強力な存在」としての勇気ある訴えである。

▶ 続きを読む
関連記事
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
中国SNS「ウェイボー(微博)」で異例の凍結ラッシュ。「于朦朧事件」に触れた人は次々と凍結され、利用者の怒りが高まっている。