中国全国の商業オフィスビルの空室率は24.5%に達したという統計が出ている。イメージ画像、北京の商業ビル「銀河SOHO」の外を通り過ぎる女性、2020年4月20日撮影。(Lintao Zhang/Getty Images)

オフィスビルの空室率は24.5% 北京のランドマーク「望京SOHO」も閑古鳥が鳴く=中国

近年、中国の不動産セクターは「重い病」に倒れたままである。とくに製造業は縮小され、解雇される従業員が激増するとともに、再就職できないため失業率は急上昇している。さらに、不景気を後押しするように、人口が減少するいっぽうであることは、中共政府も隠しようがない。

そのようななか、中国では、商業オフィスビルの空室率が24.5%に達している、という統計が出ている。

不景気に伴う企業倒産の増加がもたらす空室率に加え、経済が好調であった頃に始まった建築物の完成も重なって、いまや全体的に供給過剰の局面となった。賃料は下落しているが、それでも借り手はつかない。

▶ 続きを読む
関連記事
司法への絶望が「英雄」を生む。殺人容疑者の逃亡を助け、「懸賞金をもらっても通報しない」と語る人々。なぜ警察や司法への不信が、殺人者への共感にまで変わるのか。中国社会にたまる怒りの深層を追った
中国で地方財政難の影響が公務員や教師などに波及している。一部地域では減給や業績手当の停止に加え、コロナ封鎖期間中に支給した防疫手当や過去の奨励金の返還を求める動きも出ている
香港空港で中国本土から米国へ向かう一部乗客に「二次検査」が実施された。中共の新たな出入国管理規定の施行前から、香港で出国管理が強まる動きが注目されている
空の上でトイレ争奪戦?中国南方航空が機内で「便秘に効く飲み物」を提供。乗客100人超、トイレはわずか2つ。いったい何が起きた?
「アメリカ反対!」と叫んでいたのに、米国へ行けなくなるかもとなると慌てて投稿削除? 米ビザのSNS審査強化で、中国ネットに異変が起きている