ロシア軍、ウクライナでスターリンク端末数千台を使用=WSJ
[15日 ロイター] – ウクライナに侵攻したロシア軍が、米実業家イーロン・マスク氏率いる米スペースXの通信衛星サービス「スターリンク」の端末数千台を使用している。15日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に掲載されたウクライナ国防省のブダノフ情報総局長のインタビュー記事で明らかになった。
ブダノフ氏は、ロシア軍は「かなり長い間」スターリンクを利用して通信を行っており、端末はロシアの民間企業が仲介業者から購入した物を入手していると述べた。仲介業者は旧ソ連諸国を含む近隣諸国を経由して端末を納入しているという。
国防省情報総局は12日、ロイターに対し、ロシア軍が前線でスターリンクを使って通信しているとしたが、端末がどの程度使用されているかは明らかにしなかった。
関連記事
トランプ大統領はウクライナにパトリオットミサイルの国内生産を認める方針を表明。防空強化を狙う一方、停戦に向けプーチン大統領との直接協議も検討。戦闘とエネルギー情勢は緊迫が続く
ウクライナの長距離ドローンがロシア領内深くを攻撃。ルビオ米国務長官は、ロシアの領空防衛が困難になり、戦争終結交渉の流れが変わりつつあるとの見方を示した
ウクライナ軍のドローン攻撃に対抗し、ロシア軍がスターリンク通信を妨害する電子戦システムを配備。補給線の偽装や分散も進め、戦況は通信妨害を軸に新局面へ
ウクライナ軍は中距離ドローンでロシア軍の後方補給線を継続攻撃。スターリンク連携や編隊運用により戦場の構図が変化し、補給遅延と前線圧迫で優位を維持している。
ロシア軍がキーウに開戦以来最大規模の空襲を実施。ミサイルや無人機計570発が発射され、死傷者は100人以上に。市民5万人が避難し、防空強化の必要性が改めて浮き彫りとなった