韓国大統領、北朝鮮の総選挙介入警戒 挑発やサイバー攻撃の恐れ
[ソウル 31日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領は31日、4月の総選挙を妨害するため北朝鮮が軍事境界線付近で武力行為やドローン(無人機)による侵入、サイバー攻撃、フェイクニュース拡散といった挑発行為を行う可能性があると警告した。
軍や政府、民間防衛機関を招集して開催した中央統合防衛会議の年次総会で述べた。韓国では4月10日に国会議員選(定数300)が予定されている。
尹氏は北朝鮮が選挙に介入するため「数々の挑発行為」を行う可能性があるとし、警備態勢強化を求めた。軍や政府、警察、民間団体間の連携を強化し、国家インフラへのサイバー攻撃や偽プロパガンダの拡散を防ぐために対策を強化すべきだと述べた。
「サイバー攻撃は国家機能や国民生活を一瞬にして麻痺させる恐れがある。フェイクニュースや虚偽のプロパガンダも社会に大きな混乱をもたらす可能性がある」と懸念を示した。
関連記事
韓国憲法裁判所が尹錫悦大統領の罷免を決定し、政界に激震が走った。尹前大統領は国民への謝罪の意を表明。一方、与党は苦渋の中で裁判所の判断を受け入れる姿勢を示し、野党は「民主主義の勝利」として早期大統領選に向けた動きを加速
韓国の憲法裁判所は4日午前、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する弾劾審判で、弾劾は妥当との判断を示し、尹大統領を罷免すると宣告した。
韓国の憲法裁判所は4月1日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する弾劾審判の判断を、4日午前11時に言い渡すと発表した。
北朝鮮が最近公開した原子力潜水艦は、地域の安定と世界の安全保障の動向に多大な影響を及ぼす戦略的マイルストーンを強調するものである。
石破首相が21日に中国の王外相、韓国の趙外相と会談し、未来志向の協力関係を築く意向を示した一方で、米国ではルビオ国務長官がトランプ新政権の方針の下、中国共産党政権に対し厳しい姿勢を取り続けている。日米両国の対中姿勢には明確な差異が見られる。