パンデミック新条約、期限までに合意は不透明=WHOテドロス氏
[ジュネーブ 22日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は22日の理事会で演説し、感染症によるパンデミック(世界的大流行)発生時の世界的な準備を整える国際条約について、目標としている5月までの合意が達成されない恐れがあり、そうなれば将来の世代に大きな打撃になると表明した。
新型コロナウイルスによりWHOの試算で700万人以上が死亡したことを受け、国際保健規則(IHR)など既存の規則の改定や新条約の締結により、新たな感染症流行への世界的な予防能力向上を目指す取り組みが始まっている。
テドロス氏は、「加盟国がこの目標へのコミットメントを満たさない恐れがあると懸念している。いくつかの問題は期限を過ぎても解決していない」と指摘。「新条約締結とIHR改定を実現できなければ、機会が失われ将来の世代はわれわれを許さないかもしれない」と述べた。
関連記事
トランプ氏とゼレンスキー氏がマー・ア・ラゴで会談し、20項目の和平案を協議した。安全保障やドンバス地域の帰属など難題は残るが、トランプ氏は交渉が最終段階にあると強調。終結への期待が高まっている
イタリア当局は、人道支援の名目で集めた寄付金の7割以上をテロ組織ハマスへ流用したとして、慈善団体関係者ら9人を逮捕。メローニ首相はテロ資金源の解体を高く評価した
大谷翔平がタイム誌の表紙を飾った。タイム誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく「時代の顔」として選ばれたことを意味する
台湾立法院は26日、野党・国民党および民衆党が提出した頼清徳総統に対する弾劾案について、来年5月19日に全院委員会での審査および総統本人の招致を行うと決めた。仮に頼清徳総統が弾劾された場合、日本にも大きな影響が出る可能性もある
台湾を訪問している自民党の河野太郎元外相らが26日、頼清徳総統と会談した。河野氏の訪中は11年ぶり。