米実業家ビベック・ラマスワミ氏(写真)は15日、2024年大統領選の共和党候補指名争いから撤退すると表明し、トランプ前大統領を支持する意向を明らかにした。(2024年 ロイター/Sergio Flores)

米共和党指名争い、実業家ラマスワミ氏が撤退 トランプ氏支持へ

[15日 ロイター] – 米実業家ビベック・ラマスワミ氏は15日、2024年大統領選の共和党候補指名争いから撤退すると表明し、トランプ前大統領を支持する意向を明らかにした。

ラマスワミ氏は選挙戦で一貫してトランプ氏を擁護していた。

共和党の指名争い初戦となった15日のアイオワ州党員集会で、ラマスワミ氏の得票率は途中集計の段階で7.7%前後と4位にとどまった。

同州デモインで支持者を前に「私が次期大統領になる道はない」と述べた。その上で「米国第一」を掲げるトランプ氏を全面的に支持すると表明した。

トランプ氏は勝利宣言で「ビベックも祝福したい。彼は素晴らしい仕事をした」と述べた。

ラマスワミ氏は討論での好戦的な姿勢などから当初は注目を集めたものの、昨年末までに共和党候補者に関する全米世論調査で支持率は1桁台前半に落ち込んでいた。

関連記事
米政府はイランに対し、トランプ氏暗殺の陰謀を戦争行為と警告。11月選挙を前に警戒が強まっている。容疑者が逮捕される中、暗殺未遂は今年3回目で、異例の状況が続いている
2024年の米副大統領候補討論会では、バンス氏とウォルツ氏が対中政策を巡って鋭く対立した。バンス氏は中国共産党の経済的脅威に対抗する強硬派であり、米労働者を守ると誓う一方でウォルツ氏は中国との協力関係を重視し、穏健な立場を取る。両候補の政策が米国の将来に大きな影響を及ぼす可能性がある
10月1日夜、アメリカ副大統領候補によるテレビ討論会がニューヨークで行われた。90分間の討論では、アメリカ南東 […]
米国商務省が中国の脅威に対応し、AIチップの輸出規制を強化。データセンターは申請を義務付け、最先端技術の保護を図る。
アメリカ上院議員トム・コットンらが、米中間の「永久正常貿易関係」終了を提案する法案を提出。中国製品に段階的に最大100%の関税を課す計画も。