ロシアのプーチン大統領は8日、来年3月実施予定の大統領選挙に出馬することを明らかにした。2030年までロシアを率いる道が開かれる。写真は12月8日、モスクワの大統領府で開かれた「祖国英雄の日」の関連式典に参加するプーチン大統領(2023年 ロイター/Sputnik/Sergei Guneev/Pool via REUTERS)

プーチン氏、来年の大統領選に出馬表明 2030年までの政権に道

[モスクワ 8日 ロイター] – ロシアプーチン大統領は8日、来年3月実施予定の大統領選挙に出馬することを明らかにした。2030年までロシアを率いる道が開かれる。

大統領はスターリン共産党書記長以来となる長期の間、首脳を務めており、ブレジネフ書記長の18年を上回っている。

ウクライナでの戦闘帰還兵に勲章を授与したプーチン大統領は、「大統領職に出馬する」と明言。同発言はテレビで放送された。

さらに、「これまで折に触れ、さまざまな考えが巡ったことをを隠すつもりはないが、今が決断を下す時だ。他に道がないことを理解している」と述べた。

大統領は71歳。世論調査での支持率は80%を超えるなど国営メディアをはじめ国を挙げての支持を集めている。選挙はあくまで形式的なものであり、再選は確実とみられている。

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