2023年7月6日、中国世界人工知能大会(WAIC)で展示されたテスラのロボット (Photo by WANG ZHAO/AFP via Getty Images)

中国、人型ロボットの量産計画を発表

中国は2年以内に人型ロボットを大量生産するという野心的な計画を明らかにした。

中国工業情報化部は、中国全土の地方自治体に対して発表したガイドラインの中で、人型ロボットの革新的な枠組みを確立し、ロボットの部品を自国内で製造するという目標を発表した。

工業情報化部は「(人型ロボットは)スマートフォン、コンピューター、新エネルギー車に次ぐ革新的な製品になることが有望視される」としている。さらに、経済成長の「新たな原動力」になるとも強調した。計画によると、ロボットは過酷な環境、製造業、サービス業に応用される予定だという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
中共が誇示してきた「一帯一路」は行き詰まりを見せており、世界の少なくとも14か国で労働者への賃金未払いが発生していると指摘されている。​
キヤノンは、中国・広東省中山市にあるプリンター工場を事実上閉鎖した。日中関係が急速に冷え込む中、同工場の生産停止は中国からの生産移転と戦略的撤退の象徴として受け止められている
中国経済の悪化が続く中、多くの若者が失業や低賃金に苦しみ、親の援助に頼って生活している
かつては国際資本の非常に人気のある投資先であった中国市場は、現在では高リスクの環境とみなされている。