ベルギーの情報機関、国家安全保障局(VSSE)は、中国の電子商取引大手アリババ・グループがベルギーで運営する主要物流拠点にスパイ活動の懸念があることから監視を行ってきた。写真はアリババ・グループのロゴ。北京で21年撮影。(2023年 ロイター/Tingshu Wang//File Photo)

ベルギー当局、アリババの物流拠点監視 「スパイ活動」懸念で=FT

[5日 ロイター] – ベルギーの情報機関、国家安全保障局(VSSE)は、中国の電子商取引大手アリババ・グループがベルギーで運営する主要物流拠点にスパイ活動の懸念があることから監視を行ってきた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が5日報じた。

物流拠点はリエージュの貨物ハブ空港にあり、VSSEはアリババを含む中国企業による「スパイまたは妨害活動の可能性」を示す動きに目を光らせているという。

VSSEはFTに対し、中国企業は法律で中国当局や情報機関とのデータ共有が義務付けられているため、アリババが「注意すべき」存在だと語った。アリババは不正を否定しているという。

▶ 続きを読む
関連記事
中共官製メディア「光明日報」のプラハ駐在記者が、中共の情報機関のために活動した疑いでチェコ当局に起訴された。台湾に友好的な政治家の情報を収集していたとし、同国で同罪が適用される初の事例となる
ドイツ当局は、中共のために情報収集を行った疑いで中国系ドイツ人夫婦を逮捕した。大学や研究機関の先端技術、軍民両用技術の流出リスクに改めて注目が集まっている
昨年、中国重慶で反共スローガンを映し出した中国の反体制活動家、戚洪さんが英メディアに対し、英国で警察に助けを求めた際、中共政権寄りとみられる通訳者から「なぜ国を愛さないのか」などと詰問されたと明らかにした
米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」が2027年までの水中ドローン開発プロジェクトを発表。オーストラリアでの造船所投資や潜水艦建造計画も進み、インド太平洋地域での軍事防衛力の大幅な強化を目指す
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる