中国の恒大集団の財政危機が、カナダのランドマークホテルにも及ぶ。図は恒大集団(Stringer/AFP)

中国恒大の経営危機 カナダの有名ホテル・シャトーモンテベロにも及ぶ

中国の恒大集団の財政危機が、カナダのケベック州にある有名なシャトーモンテベロホテルに影を落としている。 100年近い歴史を持つこのホテルは、恒大によって買収されたが、近年の修繕や保護の不足によって老朽化の兆しが見え、地元政府や市民の間に深い不安と後悔を引き起こしている。

カナダGlobal Newsの10月2日の報道によると、1930年にオープンした全211室のシャトーモンテベロは、これまでに建てられたログハウスとしては最大である。カナダ精神の象徴でもあり、カナダの歴史において特別な位置を占めるシンボルでもある。シャトーモンテベロは、レーガン元米大統領をはじめ、多くの国際的な政治家、セレブ、王族をもてなしてきた。

恒大は2014年、オンタリオ州教職員年金の不動産部門からこのホテルを買収した。 金額は秘密。これは、恒大のカナダにおける最初で唯一の公表した投資であった。

▶ 続きを読む
関連記事
4月の中国による米国からのエタン輸入量は80万トンに達する見込みで、過去最高を更新する。この数値は通常の平均水準を60%上回る
中国での販売不振を受け、日本第2位の自動車メーカー、本田技研工業は広州と武漢の2つのガソリン車工場を閉鎖し、中国における年間生産能力を72万台に削減する。
中国が「レアアース」を外交の武器とする戦略の限界を分析。その優位性は技術力ではなく、環境破壊や低賃金という犠牲の上に立つ危ういものだ。西側の供給網再構築が進む中、中国の地政学的脅迫は通用しなくなる
中国の2026年成長目標引き下げの裏側に迫る。不動産不況や人口減少、統計データの不透明さを専門家が鋭く分析。公式発表の「5%成長」という数字と、冷え込む民間経済の乖離から、中国経済の真の実態を浮き彫りにする
中国経済の減速が鮮明となり、外資撤退や民間企業の不振が雇用環境を悪化させている。若者の就職難と低賃金が深刻化し、消費控えも拡大。社会全体に先行き不安が広がるも、打開策は見いだせていない