ロシアの裁判所は10月4日、国営テレビの生放送中にウクライナ戦争に対する抗議を行った元番組編集者のマリーナ・オフシャンニコワさんに懲役8年6月の判決を下した。国外に逃れた本人が欠席する中での言い渡しになった。写真は7月28日、モスクワで法廷審問に出席した際のオフシャンニコワさん(2023年 ロイター/Evgenia Novozhenina)

反戦抗議のロシア元TV編集者に懲役8年6月、欠席裁判で判決

[ロンドン 4日 ロイター] – ロシアの裁判所は4日、国営テレビの生放送中にウクライナ戦争に対する抗議を行った元番組編集者のマリーナ・オフシャンニコワさんに懲役8年6月の判決を下した。国外に逃れた本人が欠席する中での言い渡しになった。

オフシャンニコワさんを巡っては、モスクワの裁判所は昨年8月、ロシア軍に関する虚偽情報を広めたとして自宅軟禁を決定。その後、10月に娘を連れて出国したことが分かり、内務省が指名手配した。

弁護士は、欧州に逃れたとしているが、国名は明らかにしていない。

オフシャンニコワさんは3日夜、テレグラムに声明を投稿し、起訴は「不条理で政治的な動機によるもの」とし、罪は認めず、発言も撤回しないと強調した。

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