メタは、フェイスブックのアカウント7700以上、フェイスブックページ954件、インスタグラムのアカウント15件を削除。写真はメタのロゴ(Justin Sullivan/Getty Images)

米メタ社、中国関連アカウント7千件以上削除 日米など標的に「過去最大規模」の世論工作

フェイスブック(Facebook)を運営する米SNS大手メタは29日、ソーシャルメディアを舞台にした親中国の影響工作ネットワークのフェイスブックアカウントを7700件以上削除したと発表した。これらのアカウントは中国共産党に関する肯定的な情報を大量に投稿し、世論工作を図っているとみられる。

メタが29日に公開した報告書『敵対的脅威に関するレポート(Adversarial Threat Report)』によると、中国を拠点とするグループのSNSアカウントがフェイスブックやインスタグラム、ティックトック、ユーチューブ、X(旧ツイッター)など50以上のプラットフォームなどで活動している。

メタは、フェイスブックのアカウント7700件以上、フェイスブックページ954件、インスタグラムのアカウント15件を削除。メタのグローバル脅威情報責任者のベン・ニモ氏は、「我々が知る限り、世界で最も大規模かつ多量の秘密影響力作戦であるが、成功には至っていない」と述べた。

メタによると、これら中国発のアカウントは近年、レディット(Reddit)やクオーラ(Quora)、ビメオ(Vimeo)などソーシャルプラットフォームにまで拡大しているという。

また報告書では、メタの調査によってこれらのアカウントと中国の法執行機関関係者とのつながりを特定したと指摘した。特定の機関や組織の名前は明らかにされなかった。

これらのアカウントは、日本や米国、豪州、英国、台湾などを標的に活動を行っていたとされる。

こうしたSNS上での情報工作は、スパム(不特定の人を対象に大量に送られてくる迷惑メール)とカモフラージュを合わせた造語「スパモフラージュ(Spamouflage)」などと呼ばれ、この造語は米情報調査会社グラフィカが最初に使用した。

グラフィカによると、スパモフラージュに使用されているのは、乗っ取られたアカウントや、ストック画像やAIが作成した生成画像のプロフィール画像、架空の名前を使用したなりすましアカウントが多いとされる。

関連記事
疑わしきは罰せずというのは司法の原則だ。しかし軍事の原則は疑わしきは罰せよ、である。敵の先制攻撃を許して味方が壊滅したら、元も子もない。
2023年4月にロバート・F・ケネディ(Robert F. Kennedy Jr.)氏が2024年大統領選への出馬を表明して以来、彼は様々な批判に晒されている。陰謀論者、反ワクチン派、危険人物、攪乱者などのレッテルが貼られている。
キャンベラで開催された「オーストラリア防衛」会議で「エリック」と名乗る元中国共産党スパイが語ったところによると、スパイ活動に協力する人々にはいくつかの種類がある。
靖国神社にある石柱がスプレーで落書きされた事件で、警察は器物損壊の疑いで捜査している。中国のSNS上には男が柱にスプレーで落書きする動画が出回っている。
2024年5月30日、中国の高速鉄道の座席カバーの交換は半年に1回」のトピックスは中国SNSのトレンド入りし、物議を醸している。