中国応急管理省は4日、7月に同国を襲った2つの台風を受け、自然災害による直接的な経済損失が単月で411億8000万元(57億4000万ドル)に上ったと発表した。1─6月の合計額を上回るという。広西チワン族自治区北海市で7月撮影。cnsphoto提供(2023年 ロイター)

中国、台風被害で経済損失急増 7月だけで上期超え 景気足かせに

[北京 5日 ロイター] – 中国応急管理省は4日、7月に同国を襲った2つの台風を受け、自然災害による直接的な経済損失が単月で411億8000万元(57億4000万ドル)に上ったと発表した。1─6月の合計額を上回るという。

中旬に南部に上陸した台風4号(タリム)による損失が26億1000万元、より勢力が強かった台風5号(トクスリ)の損失は月末時点で147億4000万元に達した。

さらに、南西部と北西部で起きた洪水による被害も加わり、全体の損失額は今年上半期の382億3000万元を上回った。すでに刺激策を必要としている同国の経済成長にとって予期せぬ足かせとなっている。

▶ 続きを読む
関連記事
2026年CCTV春晩でロボット企業が集中登場、ロボットの射撃AI動画も拡散。専門家は中共の兵器化・軍民融合戦略を指摘し、軍需偏重で民生圧迫の経済構造危機を分析
中国当局は3年連続で成長目標達成を強調するが、不動産不況や企業収益の悪化、地方政府の目標引き下げといった現実は、その数字と噛み合わない。筆者は整い過ぎた統計の数字よりも、企業や地方の現場から聞こえてくる悲鳴のほうが、いまの中国経済の実態を雄弁に示していると思う
北京首都国際空港は旅客数で長年中国首位だったが、現在は巨額赤字に陥り、ここ6年間の累計損失は115億元に達した。複数の分析では、この赤字は中国共産党総書記習近平の政策判断と関連しているとの見方が出ている
12日、長崎県五島市沖の排他的経済水域で、中国虎網漁船が水産庁の立入検査を拒否し逃走。漁業取締船「白鷗丸」等が対応し、船長を現行犯逮捕した。本年初の外国漁船拿捕事例となった
中国当局は、国内経済における需給バランスの不均衡を是正する必要性を認めながらも、結果としてその問題を悪化させるような政策を選択している