多くの河川で警戒水位を超える水位を観測した北京当局は、7月31日から複数の水庫(ダム)で大量放水を行った。この影響で、下流に位置する多くの地域で農地や市街地が水没し、停電するなど大きな被害が出ている。写真は2023年8月1日撮影に撮影された、氾濫する永定河。(CNS/AFP via Getty Images)

記録的豪雨に襲われた北京 ダム放水が相次ぎ、下流地域に甚大な洪水被害=中国 河北

7月29日から31日にかけて、台風から派生した温帯低気圧の影響で、中国の首都圏に当たる京津冀(北京市・天津市・河北省)地域では記録的豪雨となり、各地で大規模な洪水が発生した。

北京では、市内各地で道路が冠水。所によっては凄まじい「急流」と化し、無数の車や道路標識が流された。一部の橋まで崩落して流されたほか、周辺の丘陵地では山崩れも起きた。北京市民は電気や水が断たれるなど、生活に深刻な影響を受けている。

 

▶ 続きを読む
関連記事
米太平洋陸軍のロナルド・クラーク司令官は27日、中国が2027年までに台湾への武力侵攻に踏み切る可能性があるとされる「デービッドソン・ウィンドウ」について、「依然として有効だ」と述べた
エヌビディアCEOフアン氏と親密だった中国人女性に、中国共産党への情報提供疑惑が浮上したと米紙NYTが報道。トランプ氏は1年前に把握しながら具体的な措置は取らなかったという
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
中国のアルミ各社が国内の生産能力規制を背景に海外進出を加速。公表済みの海外製錬事業は計画を含め年産能力1500万トン以上に上る。世界の需給は2027年に供給過剰へ転じる可能性があるが、投資規制や電力供給などが計画実現を左右する
中国の公式GDP成長率は1〜9月で4.6%となったが、欧米の調査機関は実態との食い違いを指摘。ロジウム・グループは2026年通年の成長率をほぼ0%と予測した。不動産不況や消費低迷が続く中国経済の実態と、公式統計への疑問を探る