中共軍は経済の停滞と少子高齢化の影響を大きく受けている。写真はホルムズ海峡を航行する米空母エイブラハム・リンカーン (Photo byStephanie Contreras- U.S. Navy via Getty Images)

【コラム】中共軍が米軍を凌駕する日は来るのか

人口高齢化及び経済衰退に伴い、中共が軍事的に米国を凌駕するという目標を達成できるかどうか怪しくなっている。

米国は世界第一位の軍事大国であり、中国は第三位だ。アメリカに追いつくためには、中国が一定の経済成長水準を維持せざるを得ない。しかし、景気の鈍化と少子高齢化への懸念が高まるなか、カーネギー財団は中国の長期的なGDP成長率は2~3%を超えないと予想している。

2022年7月26日に発表された『米海軍作戦部長ナビゲーション・プラン』は次のように指摘する。「世界は新しい戦争の時代に突入している。艦隊の規模だけではなく、テクノロジーとコンセプト、パートナー、そしてシステムを統合させた能力こそ、紛争の勝利を左右する」

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