7月28日、米上院共和党トップのマコネル院内総務(写真左)が今週、記者会見中に突然黙り込む場面があり、米国の有力政治家が他の民主主義国の指導者よりもはるかに高齢であることが改めて浮き彫りになった。写真右はバイデン大統領。1月、オハイオ州ブレントスペンス橋で撮影(2023年 ロイター/Kevin Lamarque)

マコネル氏「沈黙事件」、米政治家の高齢化を浮き彫りに

[ワシントン 28日 ロイター] – 米上院共和党トップのマコネル院内総務が今週、記者会見中に突然黙り込む場面があり、米国の有力政治家が他の民主主義国の指導者よりもはるかに高齢であることが改めて浮き彫りになった。

80歳のバイデン大統領は米国の大統領としては史上最高齢で、ピュー・リサーチによると、世界の国家指導者の年齢の中央値(62歳)を20歳近く上回る。37歳のボリッチ・チリ大統領やマリン前フィンランド首相の祖父に当たる年齢だ。

しかしバイデン氏は何人かの米連邦議員よりまだ若い。共和党のチャック・グラスリー上院議員(アイオワ州)と民主党のダイアン・ファインスタイン上院議員(カリフォルニア州)は89歳、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は81歳、マコネル氏も81歳だ。

▶ 続きを読む
関連記事
米国の新国家安全保障戦略は、広範な国際関与を見直し、選択的な関与へ転換する方針を示した。国内の強靭化と地域的優位の確保を優先課題に据えた点が特徴だ
2025年のアメリカ合衆国国家安全保障戦略は、「アメリカ・ファースト(America First)」を政策の動機とする実用主義に基づき、アメリカの中核的な国益の保護に焦点を当てた指針となった。この新しい指針は、存立危機に対する国会の質疑で日中関係が緊迫する中、日米安全保障にどのような影響を与えるのだろうか
米政府監査院(GAO)の分析で、オバマケア補助金に社会保障番号の不正利用や死亡者の名義悪用が多数確認され、数十億ドル規模の損失が生じている可能性が明らかになった
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに