6月30日、松野博一官房長官は閣議後会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出方針を巡り、岸田文雄首相(写真)が同日、関係閣僚と情報共有を行い、引き続き安全性確保と風評対策の徹底、地元や国際社会に対する丁寧な説明・情報発信を行うよう指示したことを明らかにした。写真は21日都内での代表撮影(2023年/ロイター)

岸田首相、処理水放出で国際社会への丁寧な説明を指示=官房長官

[東京 30日 ロイター] – 松野博一官房長官は30日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出方針を巡り、岸田文雄首相が同日、関係閣僚と情報共有を行い、引き続き安全性確保と風評対策の徹底、地元や国際社会に対する丁寧な説明・情報発信を行うよう指示したことを明らかにした。

処理水の放出時期について政府は「春から夏ごろ」との見通しを示している。西村康稔経済産業相は閣議後会見で、放出設備の工事は今月26日に完了しており、現在行われている原子力規制委員会の検査と国際原子力機関(IAEA)による包括報告書の公表などが条件になると説明。具体的な放出時期については「安全性の確保や風評対策の取り組みの状況を政府全体で確認し、判断していくことになる」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
東日本大震災と福島第一原発事故から15年となった3月11日、各地で追悼式典が行われた。高市首相は福島での追悼行事に出席し、政府は今後5年間で被災地の復興をさらに加速させる方針を示した
なぜ中国は今になって「慰安婦問題」を蒸し返すのか? その裏に隠された日本から【沖縄を奪う】ための恐るべき罠とは?
東日本大震災から15年、赤澤経産相が職員へ訓示を述べた。逃げ遅れを防ぐ「正常性バイアス」との闘い、廃炉現場への「フィジカルAI」導入による創造的復興のビジョンが語られた
国民生活や経済の基盤となるエネルギー問題。中東での原油生産減少に対し、日本や世界はどう動いているのか。最新の外務大臣談話をもとに、市場安定化に向けた取り組みと日本政府の対応方針を紹介する
震災から15年の11日、高市首相は追悼式で哀悼の誠を捧げ、Xでは「福島の復興なくして日本の再生なし」と復興への責任貫徹を表明した