中共スパイ、観光客装い米軍基地を盗撮 ドローン用いるケースも
米国当局は、観光客を装って基地を盗撮する中国人スパイに神経を尖らせている。北極圏の軍事的価値が高まるなか、アラスカではドローンを所持した車両が基地への接近を試みるケースも確認された。
米メディアUSAトゥデイによると、アラスカではオーロラを観たい観光客が基地に接近する事案がしばしば発生する。いっぽう、現場の兵士は、道に迷ったと主張する観光客のなかには、米軍の実力を確認するためのスパイも紛れ込んでいると考えている。ある事件では、中国人が運転する車両が保安検査場を突破、兵士が車両を止め検査したところ、車内からドローンが見つかった。
アラスカ州には複数の空軍基地があり、空軍の主力戦闘機F-22とF-35を運用している。弾道ミサイル防衛の要となるレーダーサイトのほか、極地戦闘を専門とする陸軍第11空挺師団が駐屯する。
関連記事
民主党の現職議員6人(元軍人・CIA出身)が「違法命令が出たら拒否せよ」と軍人に直接呼びかけるビデオを公開。トランプ大統領はこれを「反逆行為」「死刑に値する」と猛非難
ペンタゴンは6つの重要技術分野を新たに指定し、AIや量子、極超音速兵器など最先端技術への研究開発資源を集中させる方針を打ち出した。
トランプ氏はベネズエラ軍事行動を「ある程度決めた」と発言。麻薬密輸阻止の成果を強調しつつ、陸上攻撃示唆。米空母群がカリブ海に到着し、ベネズエラ軍20万人動員と対峙。
中国J-35戦闘機が空母からの離艦に成功したが、米元F-35指揮官は技術や運用面など多くの課題が残ると指摘した。
米陸軍は今後2〜3年の間に、少なくとも100万機の無人機を調達する計画を進めている。その後も数年間にわたり、年間50万機から最大数百万機を追加購入する見通しで、これは現在の年間約5万機という調達の規模を大幅に上回るものとなる。ドローン分野でも、軍備を拡張する中ロに対抗する狙いだ。