2023年CARAT/MAREXスリランカ演習において、海上船舶臨検訓練に向かうスリランカ軍と米国海兵隊の兵士等(ケビン・G・リバス(KEVIN G. RIVAS)三等軍曹/米国海兵隊)

航行権の維持および安全で開かれた世界のシーレーンの確保に取り組むインド太平洋の同盟・提携諸国

米国とその同盟・提携諸国は、公海および世界の主要なシーレーン(SLOC)の保護を目的として、継続的に海上保安活動に従事している。

例を挙げると、保安活動の一環としてタイと米国が2023年5月に実施した「第29回協力海上即応訓練(CARAT)/二国間海上演習(MAREX)タイ」には、対潜戦(ASW)、海上船舶臨検(VBSS)、海洋領域認識(MDA)に焦点を当てた5日間演習が含まれていた。

軽巡洋艦「モービル(USS Mobile)」の艦長としてタイ王国海軍のフリゲート「ナレースワン(HTMS Naresuan)」、「バンパコン(HTMS Bangpakong)」、「クラブリ(HTMS Kraburi)」と共にタイランド湾での海上演習に参加したリチャード・スキネル(Richard Skinnell)米国海軍中佐は、「両国は海洋国家として、海洋と主権を保護するという役割の重要性を十分に認識している。今回の演習で学んだ教訓により、国際的な安定性の確立と世界の繁栄の推進に取り組む両軍隊の能力が強化された」と述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
オーストラリアとフィジーは7月6日、防衛同盟協定に署名した。いずれか一方が攻撃を受けた場合、相互に支援する内容で、中国共産党政権の太平洋地域での影響力拡大に対抗する動きとみられる
オーストラリアが太平洋島しょ国との安保連携を強化。ラグビーを活用したスポーツ外交で、中国共産党の影響力拡大をけん制する動きが進んでいる
中共が施行した「民族団結法」をめぐり、ニュージーランドのピーターズ外相は、同法は国内で法的効力を持たないと述べた。ACT党議員は、中共側への抗議を求めている
米軍はオーストラリア南東部に海兵隊向けの恒久的な武器備蓄拠点を設ける計画だ。インド太平洋で軍事拡張を進める中共への抑止力強化を狙っている
中国共産党(中共)が西太平洋で軍事拡張を強める中、米国は西太平洋の島嶼国パラオで軍用レーダーシステムの整備を進めており、パトリオット地対空ミサイルの配備についても両国が協議していることが明らかになった。