8万8千人余りの死者・行方不明者を出した四川大地震から15年が過ぎた。写真は犠牲になった我が子の手(下)を握る遺族の手。(中国のSNSより)

中国・四川大地震15周年 「手抜き工事」の責任追及もなく、遺族には「口封じ」する当局

今から15年前の2008年5月12日。現地時間の14時28分に、中国四川省の汶川県を震源とするマグニチュード8.0クラスの巨大地震が発生する。

甚大な被害を出した四川大地震から15年を数える今年も、人的被害を拡大させた建物の手抜き工事、いわゆる「おから工事(豆腐渣工程)」の問題も含めて、その責任を問う声は続いている。しかし、震災悲劇の風化を願う当局は、震災で子供を亡くした親たちの「口封じ」に躍起になっている。

この地震による犠牲者数は、中国の公式な数字としては「約7万人が死亡。約1万8千人が行方不明」とされるが、あまりにも甚大かつ広範囲にわたる被害であるため、政府も実際の数を把握できず、また政治的意図により発表もされていない。そのため、その正確な数は「公式発表を上回る」と見るしかない。

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