マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学。 2020年3月撮影(Photo by Maddie Meyer/Getty Images)

米ハーバード大教授に罰金刑 中国「千人計画」で虚偽

中国政府が進める海外高度人材招致プログラム「千人計画」への関与を隠蔽していたとして有罪判決を受けたハーバード大学のチャールズ・リーバー元教授をめぐり、米東部マサチューセッツ州の連邦地裁の陪審は26日、2年間の監視付き釈放と罰金8万3000ドルの判決を言い渡した。

リーバー被告はナノテクノロジー分野の世界的権威とされたハーバード大学化学・化学生物学部の元学部長。検察は「犯罪の重大性を考慮すると罪は重い」として、懲役3カ月と罰金18万ドルを求刑。リーバー被告の弁護側は「闘病生活を送っている」として情状酌量を求めていた。

リーバー被告は2021年12月、千人計画の参加をめぐる虚偽陳述や税の虚偽申告など6つの罪に問われていた。

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