2021年3月、自民党総会で演説する二階俊博幹事長(当時)(TSUNO / POOL / AFP) (Photo by YOSHIKAZU TSUNO/POOL/AFP via Getty Images)

1万人の中国訪問団は難しくない…豪語する「旧き友人」二階氏の日中友好議連就任

長らく日中関係の強化に取り組んできた二階俊博自民党元幹事長が、日中友好議連会長に就任した。半導体網の中国排除や台湾問題で米欧と足並みを揃える岸田政権にとって、二階氏の役割はどれほど影響をもたらすだろうか。

中国共産党側は好意的に捉えている模様だ。薛剣駐大阪中国領事は「是非、中日友好の力を結集して頂いて、この目標を実現させるべく皆でご一緒に邁進して行こう!(原文ママ)」と述べた。人民日報も速報を打った。

中国外務省汪文斌報道官もまた新会長の就任を歓迎した。二階氏について「長年にわたり両国の交流と協力を促進」する人物と評し、「議連との交流と協力を強化したい」と述べた。

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