6日午後4時半頃、陸上自衛隊のUH60ヘリコプターの機影が宮古島周辺でレーダーから消えた。資料写真。(Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP via Getty Images)

陸自ヘリ事故 フライトレコーダーは耐水圧仕様=統幕総括官

陸自ヘリが墜落した事故で、防衛省の担当官は20日、回収が困難とされていたフライトレコーダーについて、高い水圧に耐えられる仕様であると述べた。防衛省・自衛隊はフライトレコーダーを回収し、事故原因を調査する考え。

4月6日に陸上自衛隊のUH60JAヘリコプターが宮古島周辺海域で墜落した事故で、自衛隊は水深100メートルの海底に沈む機体の回収作業を計画している。陸自の機体は海自や空自と異なり、機体が水没した際に自動で機体から分離し浮上する機能が備わっていない。また、フライトレコーダー自身がビーコンなどを発信して位置を知らせる機能もないという。

参院外交防衛委員会に出席した防衛省統合幕僚監部の大和太郎総括官は議員の質問に対し、飛行データ等を記録するフライトレコーダーは機体内部の後方にあり、機体から分離する機能はないものの、耐衝撃性と対水圧性はあると答弁した。

▶ 続きを読む
関連記事
元海上自衛隊幹部の山本勝也氏は20日、日本は米国と同盟関係にあるものの、中国(中共)が日本の沿岸領土で展開する「グレーゾーン」戦術への対応は、日本が主導しなければならないと述べた。
中共軍の無人機2機が10月19日、沖縄本島と宮古島の間を通過した。同区間の無人機通過の公表は今年度初。16~18日には艦艇7隻も通航し、20日も有人機の飛行が相次いだ。小泉防衛相は無人機への対応の必要性を強調した
2026年度上半期の空自の緊急発進は442回で、前年同期比約67%増。中共機への対応が285回と最多を占める一方、ロシア機への対応は152回と約2.6倍に増えた。北部・西部でも対応が大幅に増加した
防衛省統合幕僚監部は10月14日、中共海軍の空母「遼寧」を含む艦艇計4隻が沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋へ進出したと発表。石垣島の南約250キロの海域で「遼寧」から艦載戦闘機が発着艦する様子も確認された
小泉防衛相は10月14日の衆院予算委で、中共政府の「新型軍国主義」言説に「核兵器も戦略爆撃機も持っていない国に対し、いずれも持つ国がそう主張する」と指摘。中共政府の言説に「共感する国がいるのか」と疑問を呈した